一戸建てのほとんどのお宅では来客者対応のために「ドアホン」を設置しているのではないでしょうか。
一般的なドアホンは玄関に設置する呼び出し機能と室内の通話機能が付いており、室内に設置する親機で訪問者の用件を聞いたりしますよね。最近はデレビドアホンを設置するお宅が増えていますが、屋内に設置したモニターで訪問者が誰なのか確認できます。
ドアホンは通常1つのシステムとして利用しますが、固定電話機と連動できるのは知っていますか?
詳しい仕組みはあとで説明しますが、固定電話とドアホンの間に機器を設置して電話回線などを接続すれば連動できるのです。
ということで今回は、ドアホンと固定電話を連動する方法をご紹介します。
1.ドアホンアダプターを設置すればドアホンと固定電話が連動可能!
ドアホンは主に一戸建てやマンションでも設置されますが、住宅の玄関部分には呼び出し機能を果たす玄関子機を設置して、室内には通話機能を果たす親機と必要に応じて室内子機で構成されるインターホン設備です。
訪問者は玄関に設置された玄関子機から呼び出して室内の親機を通して話ができるため、玄関を開けることなく訪問者が誰なのか、訪問の目的がなんなのか確認できます。つまり、ドアホンを設置する目的は「防犯」になります。
また、最近では操作性や壁面の美観を損なわないようにするための「ハンズフリー方式」が主流になっているとともに、テレビモニターが付いたドアホンの普及も増えています、
ドアオンと固定電話を「ドアホンアダプター」で連動させることも可能
ドアホンは上記で説明した通り、玄関子機と室内の親機をセットで利用する独立したインターホン設備です。
そこで、ご利用中のドアホンと固定電話機の機種によりますが、ドアホンアダプター(ターミナルボックス)を設置することで、ドアホンの玄関子機からの呼び出しを固定電話機で対応できるようになります。
参考イメージは以下のようになります。
(出典:Panasonic|よくある質問)
このように、ドアホンの玄関子機と室内の固定電話機の間にドアホンアダプターを設置して電話回線を接続。そして、ドアホンアダプターから電話ケーブル(モジュラーケーブル)で固定電話機やFAX電話機に接続すれば通常の電話とともに、ドアホンの玄関子機からの呼び出しが固定電話で対応できるようになるのです。
画像はテレビモニターが付いたドアホンのイメージ図になっていいますが、室内の親機と固定電話機の間にドアホンアダプターを設置します。玄関子機からの呼び出しを固定電話機で対応するとき映像は見られませんが、いちいちドアホンの親機まで行く必要がなくなります。
また、固定電話機の子機を利用していれば子機でもドアホンの玄関子機からの呼び出しに対応が可能。例えば自宅の2階に子機を設置しているご家庭では、玄関子機からの呼び出しを1階のドアホン親機に行かなくても、2階の子機で対応できるようになるのです。
このドアホンアダプターを一度接続が完了すればその後操作することはなくなるので、一般的に天井裏に設置されます。固定電話機までは天井から電話ケーブルを這わせるだけなので、室内の景観を損ねることはありません。
ただし、ドアホンアダプターが設置できる機種でなければ連動できないので、お使いのドアホンのメーカーに確認する必要があります。
2.まとめ
一戸建て住宅にお住いのご家庭では防犯の目的で「ドアホン」が設置されています。
ドアホンは玄関子機と室内の親機で構成され、玄関を開けることなく訪問者への対応ができます。
そこで、ドアホンの玄関子機と室内の固定電話機の間にドアホンアダプターを設置することで、固定電話機で訪問者の対応ができるようになるのです。
電話機の子機から訪問者の対応ができるようになるので、ドアホンの親機まで移動する手間がなくなります。ドアホンアダプターは現在お使いのドアホンのメーカーに確認する必要があり、設置には専門業者の工事が必要になります。
お使いのドアホンが不便だと感じるご家庭では固定電話機と連動されてみてはいかがでしょか。