ビジネスフォンを使っているオフィスで、別のフロアなど離れた場所に行っているとき着信があっても当然着信音は聞こえません。また、隣の工場などに行っている社員宛に着信があったとき、そのままでは電話の転送はできませんよね。
このようなケースは職場では度々あるものですが、「構内放送システム」を導入すれば問題はすべて解消するのです。イメージ的には大型スーパーなどで流れる店内アナウンスが一番分かりやすいと思います。
先に簡単に仕組みを説明すると、現在お使いのビジネスフォンに外部スピーカーを接続すれば、構内放送システムとして活用できるようになります。ということで今回は、構内放送システムに使われるおすすめの外部スピーカーをご紹介します。
1.構内放送システムとは?ビジネスフォンの「ページング」機能を活用
構内放送システムとは、イメージ的には大型スーパーなどで流れる店内アナウンスになります。
その構内放送システムをオフィスに導入したいときは、ビジネスフォンの「ページング」という機能を活用します。
ページング(Paging)は日本語訳で「呼び出し」になります。
それがビジネスフォンでは「呼び出し機能」つまり構内放送システムを意味しています。
使い方は簡単で、オフィスから離れた店舗や工場、倉庫などで作業している社員宛の外線着信があったとき、受話器に向かって呼びかけるだけで外部スピーカーから構内アナウンスが流れ、着信があることを社員に知らせることができます。
例えば、隣の倉庫で作業している社員宛の外線着信があったときは、
- ビジネスフォンから倉庫内の外部スピーカーに「◯◯さん、△△さんから外線01に電話ですよ~」と構内アナウンスを行う
- 呼び出された◯◯さんは、倉庫に設置してあるビジネスフォンの外線01を押せば通話ができる
というような使い方をします。
現在流通しているビジネスフォンには基本的にページング機能が備わっており、機種によって多少違いはありますが、放送特番が割り当てられています。利用にあたっては、あらかじめ割り当てた放送特番を押せばアナウンスモードになり、受話器に話す声が構内に流れる仕組みになります。
そこで、ビジネスフォンのページング機能で構内放送システムを構築するためには、専用アンプと外部スピーカーが必要になり、そのおすすめの製品は次の項でご紹介します。
2.構内放送システムにおすすめの外部スピーカー紹介
この項では、ビジネスフォンで構内放送システムを構築するために必要な専用アンプと外部スピーカーをご紹介します。
その構内放送システムといえば「㈱ノボル電機」のコールスピーカーがおすすめです。
ノボル電機は、構内放送システムのほかにも車載用拡声装置や小型船舶用拡声装置など、拡声音響装置および船舶用汽笛の製造・販売を行っています。
ノボル電機のコールスピーカーが優れているところは、コールスピーカーにアンプシステムが内蔵されているので、主装置の外部ユニットに接続するだけで構内放送システムが構築できる点です。
そこで、ここからはノボル電機のおすすめコールスピーカーをご紹介しますが、コールスピーカーには以下のようにタイプがあります。
- ボックス型コールスピーカー
- ホーン型コールスピーカー
- フラッシュ付コールスピーカー
- ネットワークカメラ用コールスピーカー
ここでは、一般的なボックス型とホーン型のコールスピーカーをそれぞれ1台ずつご紹介します。
ボックス型コールスピーカー(アンプ内蔵型) BN-391
(出典:ノボル電機|ボックス型コールスピーカー BN-391)
価格:9,600円(税抜)
幅220×高さ150×奥行70mm、重量約1.1kgのコンパクトサイズなので壁に目立たせることなく設置できます。主装置の外部ユニットやビジネスフォンのスピーカー端子に接続するだけで、スピーカーから着信音や呼び出しが行えるようになります。
音量調節器付きなので音量も自由に調節できます。
AC-100V電源になりますが、付属の取付金具で壁や天井に取り付けられます。
主な仕様は以下のようになります。
定格出力:1W
音圧:88dB(1m/1W時)
入力回路:77.5mV 600Ω
電源電圧:AC100V 50/60Hz
また、ボックス型コールスピーカーには以下の2つの製品も用意されています。
・BN-396:14,400円(税抜)
・BS-191:7,800円(税抜)
ホーン型コールスピーカー(アンプ内蔵型) FH-592
(出典:ノボル電機|ホーン型コールスピーカー FH-592)
価格:14,800円(税抜)
ホーン型で主装置の外部ユニットや電話機のスピーカー端子に接続すれば、屋内だけでなく屋外(雨の直接かからない軒下などに限る)にも設置できます。騒音の多い工場などの場所での呼び出しに最適です。
音量調節器付きなので音量も自由に調節できますが、AC-100V電源になります。
付属のU字型金具(ネジ類ステンレス製)で壁や天井に取り付けられます。
主な仕様は以下のようになります。
定格出力:2W
音圧:105dB
入力回路:600Ω×1
電源電圧:AC100V 50/60Hz
また、ホーン型コールスピーカーには以下の製品も用意されています。
・FH-595:20,000円(税抜)
3.まとめ
今回は構内放送システムをご紹介しましたが、ビジネスフォンのページング機能を活用してご紹介したコールスピーカーを設置すれば、構内放送システムが構築できます。
特に事務所とは別に工場や作業場がある職場では構内放送システムを利用することで業務効率化が図れます。
ご紹介したノボル電機のボックス型コールスピーカーなら、10,000円弱で構内放送システムが構築できるので、導入を検討してみてはいかかでしょうか。